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旅行苦手なのに台湾旅行1日目

旅行苦手だが、なんか旅行で台湾ということになったのでせっかくなので行くことにしてみた。
しかし、さすが旅行苦手と自覚してるだけあって下調べしてみてもいまいちよく分からない。
自分がどこに行きたいのか、どこに行ったら楽しめるのか。
寺や店やレストランもどこを見ても同じように見える。
そもそも、食べることにあんまり興味が無いので、旅行なら当然第一に考える「これを食べたい!ここに決めた!」的な流れが無く、結果として行くところを決められないという…
小物を見るのは好きだが、それはそれでガイドブックの情報じゃどれも似たように見えて、そこまで移動するほどの決め手には欠ける。

結局、台湾行く前に決められたのは、千と千尋の神隠しのモデルとなったと言われる九份と、故宮博物院くらいだった。

この前、大久野島に行った時はやることが「うさぎを愛でる」、行くのは「大久野島」だけ、という簡潔極まる旅だったので楽だったわけだが。

  • 出発
朝5時半起き、6時半には家を出て空港に移動。
フライトは9:10。1時間以上前には到着し、チェックインしたので、台湾ドルに両替する前に日本円をおろしたりする。カメラのフィルムやボタン電池も買っておきたいと思ったが、国際線の店はなんで商売になってるのか分からないクソみたいなDUTY FREE店ばっかりで見つけられず、諦める。

フライトが短いので、朝ごはんなんか出ないかと思い、タリーズでホットドッグを食べる。

しかしリュックが重い。預けるほどではないが、ずっと背負ってると厳しい重さだ。ラップトップはやはり重い。あとカメラも普通に重い。

時間になったので機内に行って、ビジネスシートを妬みのこもった目で見ながら素通りしてエコノミーへ。
JALの国際線だったが、色々とヘボかった。モニタも小さいし、コンセントも無い。ここに来るまでに乗ったANAの国内線はやたらと綺麗で快適だったが。
でも、途中で朝ごはんが出て、それがなかなかちゃんとしてて美味しかった。
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でもクソ眠いのでガイドブック見るのも程々にして寝てた。
機内の窓際が空調の通り道になっててやたらと寒くて、ブランケット借りて全身ぐるぐる巻きになって震えて寝てた。

到着前にスチュワーデスが台北は26度です、とか言っててビビる。ほんとに春か。

  • 台湾到着
飛行機降りたらムワッ。ほんとに暑い。
とは言え、インドを経験した自分にもはや恐れるものなど無い。

ホテルのリムジンバスがあるとかいう噂だったのでバス停に行ってみたが、我々のホテルの名前が書いてなかったので素直にタクシーにする。
ちゃんとタクシー乗り場に相場の看板があって、台北市内:$1200とかなってる。これ、もはやあんまりタクシーじゃないのでは…
まあ、ぼったくりが無いと安心できるのは素晴らしいですよね。
インドだったら… いや、もうやめとこう。

やっぱり旅行先の旅の景色というのは食い入るように見てしまうわけで、寝不足でも新しい発見ばかりで目が覚める!…はずなんだが、正直日本とあんまり変わらなくてな。高速道路の形や、街や民家の位置関係とか、違和感を感じない。
唯一物珍しかったのは、イギリス系の建物なのか、アパートでも屋上にモスクみたいなとんがった部分が多いってことかな。あとは、そんなに変わらない… とか思ってたら、台北中心部着く前に寝てた。

30分位走らせて、ようやくギザギザした特徴のある高い建物、101ビルが見えてきて、台北中心部に着いたのだと分かる。でもなんか遠くが靄がかってるけど。光化学スモッグ的な?

なんかタクシーの運ちゃんがすごく眠そうで、途中でなんと顎が一度ガクッと落ちて驚愕した。まさかな…と横目で凝視してたが、目は一応ちゃんと開いてた。でも何度も大あくびをしては目をこする仕草を… 台湾コワイ!

ホテルに一度荷物預けて九份に移動するかという話になってたのでチェックイン的なことをすると、もう部屋に入れるらしいので預けたり着替えたりする。しかし台湾、暑すぎて上着いらねえ。部屋に入れて良かった。

荷物軽くして旅開始。
九份への行き方を聞いておいたので、101ステーションとやらをキョロキョロして探し、地下入り口を見つけて入り、台湾におけるSuicaである、Easy Passもちゃんと買ってチャージして、(最初から$500のものを買うのだと思ったら、最近システムが変わってまずカードだけ$100で買い、その後好きな額を改めてチャージすることになってた)サクッと入る。
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まずは台北メインステーションに移動し、そこからルイファン(瑞芳)まで電車、んで九份までバスもしくはタクシーとのことだった。
やけにきれい、且つ完全飛び込み防止策を施された地下鉄(MRT)で台北メインまで移動。社内の電光掲示板もきれいで、日本のより良かったわ。広かったし。
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台北メイン駅に着いてから、とりあえず改札を抜けたが、そこからどう瑞芳に行くのかよく分からん。結局聞いてみたら目の前にある電車乗り場で良かった模様。
当日券売り場で指定席を四人分買って$250。1人250円で特急指定席乗れるって、安いな… 地下鉄も一乗り$20、80円とかだしな。安いのは良いことです。
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一時間に一本とかの電車だったらしいがちょうど良く来たのですぐ乗る。我々の席に誰か座ってたが、雰囲気を察してスーッと消えていった。どこの国でもこういうことはあるのな。言葉通じないから言い争いにならなくて良かった。

出発して10分くらいは真っ暗だったので、電車と言いながら地下鉄か、台湾はどこも地下鉄なのかと思ってたらようやく明るくなってきた。よーし、景色見るぞー!と意気込んでみても、やっぱり特筆すべきことは無かった。山が多くて、線路のすぐ側にも民家があって、洗濯物を干してて… うん、日本、と言うかこれがまあ、アジアか。
特に何もないまま40分ほどで瑞芳に到着。

案内のじいさんが日本語でタクシー乗り場まで案内してくれた。やはりご老体は日本語が達者なのか。
タクシーは山道をガンガン結構なスピードで登り、グネグネ道だったが酔う暇もなかった。15分ほどでゴチャゴチャした所に到着。$180。

  • 九份
下りた目の前が展望台だったので登ってみるが、ここもまあ、特に台湾!みたいな景色でもない、と言うか台湾!って景色ってあるのか?
同時に登ってきた日本人男グループがワイワイしててモヤっとした。旅先で日本語はあまり聞きたくないようなそうでないような…
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すぐ近くの細い道が露店の集まり的なメインストリートらしいのでそこに入ってみるが… もうすごい人。そして匂い。そして何を見てもなんだか分からない。食べ物は美味しそうなそうでもないような。土産物はいるようないらないような…ってか、いらない。そもそも人が多すぎるし、はぐれるのが怖いしでゆっくり見る時間もない。
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結局、良く分からないイカの天ぷらを$100で買ってみたら、ぶつ切りにしてわさびのりマヨネーズをかけたものになって、イカの歯ごたえのあるたこ焼きみたいな感じだった。美味しくなくはなかった。
人混みの中を猫や犬が普通にウロウロしていたが、踏みそうで怖い。
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そのままメインストリートを歩き、階段が続くもう一つのメインらしい道を下りて休憩がてらガイドブックにあったお茶の店を探す。探してたら千と千尋の神隠しのモデルになったと言われる店を見つけたが、なんか堂々と「湯婆婆の屋敷」って書いてあってモデルになったと言われるどころじゃなくて確定じゃねえか、と思いきや、以前は違ったようだな。あくまでも宮﨑駿がここに来てスケッチしたりしたことはあっても、公言したわけではなかったようだ。多分「湯婆婆の屋敷」はあの店が勝手に付けたんじゃないかな…
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そこら辺にあった水心月茶坊というお茶屋に入ってみると、なかなかいい雰囲気。ちょっとだけメインストリートから離れているだけで一気に静けさが辺りを包んでいた。
まあ、やっぱり暑かったので外の席にしてみた。
店員が日本語ある程度できる人で、「基本料金が$100で、お茶を選んでそれを皆で飲みます。おつまみはこれです。人気があるのは蜂蜜入り茶と、烏龍茶葉入りチーズケーキです」とか言ってくれたのでオススメ通りにしてみる。
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結構な量があり、デザートも美味しい。これでお茶が$100でデザートもそれぞれ$100くらいだから$500?さすが台湾、安いなぁ…と思っていたが、支払いになったら$1600だった。

そうか、基本料金って言ってた…!レシート見たらお茶っ葉は別で$800もしてた。それはまあ良いとして、基本料金というのは一人分のお湯の値段であり、四人で$400っていうのはどうかな〜。結局、飲んでる間にスタバより安いね!とか言ってたのに遥かに高かったよ。1人1600円だよ。まあ、観光地でお茶してこの値段なら普通っちゃ普通だけど、なんか勝手に騙された気分だった。と言うか「台湾は安くていいね〜」とか言ってたのが恥ずかしいよ!

まあお茶は美味しかったし落ち着いたし結構疲れたので階段下りて帰途に。そういえば台湾はそれなりに野良犬が多い。インドみたいにグッタリしてるというのではなく、暇そうに寝てる。
道路に出たところでタクシーがいたので瑞芳までと言ったら、台北まで$1000とか言ってくる。何度言っても通じない。他のタクシーを捕まえようとしたらジェスチャーでその台北$1000野郎が先だみたいなことをやってきて埒が明かなかったので、わざわざ階段を上って後戻りして元の場所に戻り、ようやくタクシーで帰れた。

正直、九份は微妙だったなぁ。少なくともゆっくりじっくり探索するような場所ではないな。行く前は、街全体が千と千尋的な感じになってるのかと思ったが、あくまでも部分的だったし。
夕方から夜にかけての雰囲気がいいとは聞いていたものの、かと言って夜に行って帰れなくなるのは嫌だからなぁ。難しい。

帰りの電車ではみんな寝ていたので、自分だけ頑張って起きて台北ステーション到着報告役に。
台北ステーションで降りれたものの、なぜか電車から地下鉄への道が行きと違って20分くらい歩かされた。出発と到着ホームが離れていたとしても遠すぎる。謎だ。
台湾は基本漢字表記だから何となくわかるし、英語も日本語も結構たくさん使われているので情報を判別しやすいのだが、当然文化や仕組みや地理は分かってないから普通に迷うね。

そういえば結局昼飯も食べてない。お茶とデザートだけだ。自分は変なイカの天ぷらを食べたけども。
  • 台湾の夜
ホテルの近くにある台湾料理店を探して小籠包を食べようという話もしていたが、もう夜の8時とかだったし予約や移動も大変なので、101のフードコートにしてみる。
101ビルそのものはやっぱり中身も洗練されたデザインで、高級なお店ばっかり。でもB1Fに行ってみると、一気にローカルな感じになった。安心。
いきなりマクドとモスバーガーが出迎え、鉄板焼き的なものも。せっかくなので台湾的なものにしようと色々見てみる。結局自分だけ魯肉飯、茹でレタス、冬瓜と肉のスープでNT$115。安い。
他もビーフンとか焼きうどん的なものとか、台湾っぽく且つ日本っぽいもの食べてた。全体的に味が薄めでよろしい。
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食後にバブルティーやフレッシュジュースを買い、飲みながらホテルに戻る。店でおそらくバブルティーだと思われるものはMilk Tea with Pearlとなってた。ブラックタピオカは英語ではPearlなんだな。
しかし夜でも25度で暑い。日差しが無いし、風が出るから昼の25度よりはマシだが。

明日は午前中は101でもうろつくか…
午後は揃って故宮博物院に行くか。でも故宮博物院は巨大らしいから行くなら朝から行ったほうが良いような…
と、結局ほぼノープランのまま。

# by papalonia2 | 2015-03-18 23:59 | 旅行記